お前ら!お盆の時期だから、たまには酒に酔ったジジイの話を聞け!
ボキは良く、この世界に生を受けたことの意味を考える!お前はどうだ!
先日、生きていることの虚しさを感じ、生まれ育った場所に帰ってみたぞ!生まれ育った場所になら、何かボキが産まれ生きた痕跡に触れられるかもしれないと思ったからだぞ!
しかし...とはいえ、当たり前と言えば当たり前のように街はボキのことを忘れ、余所余所しくなっていたぞ!街の時間は現地に住んでいる人々のために刻まれ、街はボキのために時間を刻むことはなくなっていたぞ!すっかり異邦人になってしまったぞ!
ボキがあの街で産まれ育ち、素敵な風景や隠し通路なんかを発見しては、街はボキの存在の前提としての...ボキが存在すれば必然的にボキに含意するような存在体だと思っていた。しかし現実はそうではなくて、街もボキとは独立した他人だった!
自分の存在痕跡は、いったいどこを尋ねれば得られるのだろうか!これは夏休みの自由研究では完結できない、ボキの大きな宿題だ!